内容詳細
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭とは?
- 経済パラダイムの大転換の原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)
- IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の“インテリジェント・インフラ”を形成し、効率性や生産性を極限まで高めモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れない
- 代わりに台頭してくるのが、共有型経済で人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する
そこで、この本の中から「これだけ参考にすれば8割がたOK」という3つの重点ポイントに絞り込み、紹介します。
限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭
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ジェレミー・リフキン NHK出版 2015-10-27
ポイント1:限界費用ゼロ社会は革命
- 働いたら負け
- 国家・国境を超えて繋がってる
- あちら側とこちら側の差がは激しすぎて別次元
- 今までバカにされてきた人達が崇拝される
- 競争⇒共創、強制⇒共生へ
- 通貨が無くなる、損得が無くなり、善悪が評価(いいね!が価値に)
- モノ・コトは欲しい時に欲しいだけ無料で手に入る(商売人の発想が抜けきる時、逆に無駄が極限まで無くなる予感)
ポイント2:限界費用ゼロ社会は日本にとってピンチでチャンス
- 高速インターネットの環境は飛び抜けている
- 先進工業国の中でも再生可能エネルギー(太陽光、風、地熱)を最も豊富に有している※有効に活用していないことが問題であり、その要因は電力公益企業にある
ポイント3:日本のピンチをチャンスに変えるには?
- 電力とネットの自由化をさらに促進(既得権益、産業構造の転換、成長戦略)
- 東京オリンピックが最大のチャンスでは?古いコミュニケーションテクノロジー、エネルギー、輸送から抜け出せれば日本は世界を導ける
まとめ
- パソコンやスマホの進化に見られる高性能化と同時に低価格化が超速で進行するように「太陽光発電エネルギーの発電コストも超速で高性能化と低価格化が起こる」ことにより「電気代は限りなくゼロ(無料)」になってくよ
- 3Dプリンタの技術革新で家でもなんでも、無駄なく低コストで超速で手に入るようになるよ
- 情報は逆に高くなるよ。ただ、価値がある情報だけ、ね。
- オンライン学習の進化で教育に革命が起こるよ。
- ロボットとAIの進化で労働が不要になるから労働者はいなくなるよ。知識労働者(通訳者も例外ではないよ)
- 実店舗は消滅、唯一として生き残るのは生き残るのは最強の実店舗業者のみだよ
- 政府や市場の支配の及ばない新しいネットワーク化されたコモンズが新たな協働型経済パラダイムの統治母体になるよ
- 広告の終焉、レビューの時代になるよ
- 幸福はお金やモノを所有することではなく、お互いの求める気持ちにあると気づくよ
いま、経済パラダイムの大転換が進行しつつある。その原動力になっているのがIoT(モノのインターネット)だ。IoTはコミュニケーション、エネルギー、輸送の“インテリジェント・インフラ”を形成し、効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを1つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退を免れないという。代わりに台頭してくるのが、共有型経済だ。人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する新しい社会が21世紀に実現する。世界的な文明評論家が、3Dプリンターや大規模オンライン講座MOOCなどの事例をもとにこの大変革のメカニズムを説き、確かな未来展望を描く。21世紀の経済と社会の潮流がわかる、大注目の書!
限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭
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ジェレミー・リフキン NHK出版 2015-10-27
元記事:https://sumai-100.com/pro/post-37683/