内容詳細
WEB分析の教科書とは?
Web分析の教科書とは、サイト改善と目標達成のために具体的な施策から運用まで「現場で使える知識とノウハウ」が学べる日本Web協会の本です。
教科書とあるように、テーマ別に具体的かつ実践的なノウハウが網羅されていて、イラストもカラフルで見やすくなっています。
しかし、社長一人がブログで集客・収益化をする上では実践には不向きな内容も含まれています。
そこで、この本の中から「これだけ参考にすれば8割がたOK」という重点ポイントに絞り込み、紹介します。
日本Web協会(JWA) マイナビ 2015-06-24
ポイント1:チャート図で現状を知る(P.13)
サイトの目標は決まっていますか?
Web解析ツールは導入済みですか?
広告を出していますか?
などの質問に、「はい」「いいえ」で進むことで、今何をするべきかが分かるようになっています。
- P.13のチャート図でまずは現状を知るところからスタートしてみましょう。
ポイント2:サイトの目的・目標の確認(P.18~)
あなたのサイトの目的やゴールはどこでしょうか?
お客さんを集客することでしょうか?それともブランド価値を高めるため?
誰に、何を、どのようにして「価値」を提供するのか、そして、結果的にあなたが得たい「結果」とは?
具体的かつ明確にすることは、星の数ほどあるライバルの中で埋もれないためにも必要不可欠な要素です。
そのためにも、「数値」で目標を設定し、「数値」で計測することが大事です。
なんとなく忙しい、暇ということやかんじょうではなく、ネット集客をする上で最も有益とも言える「結果」を「数値」で把握して、「分析」をすることで強みも弱みも確実に捉えることが可能となり、理想の集客結果へ結ぶ「答え」を知ることが可能となります。
- 目標も結果も「数値」で管理できるよう設定と設計をしましょう。
ポイント3:最優先は価値ある情報の発信にある
デザインや詳細な分析、マーケティング知識やWEB構築のスキルも大事ですが、一番大切なことはあなたが集めたい人が喜んでくれる「価値ある情報の発信」にあります。
SEO対策やアクセス解析にのめり込むあまり、情報の発信する時間が無くなってしまったら本末転倒です。
分析や戦略設計は最低限だけセットしたら、残りは「おまけ」と位置づけ、本質である「価値ある情報の発信」する室と量を高めることに80%の力を注いでください。
- あなたのお客さんはどんな情報提供があれば感謝してくれますか?価値ある情報を最優先して発信しましょう。
まとめ
この本は非常に幅広くWeb改善に必要な分析をするためのツールやノウハウが網羅されています。
その分、分析をするだけでも大変な労力を必要とするため、チームで取り組むことが前提となっています。
もし一人で取り組むとするならば、全てを実行することは難しいでしょう。
しかし、知らないと知っているとでは、大きな「差」につながります。
最低限の知識として、広く浅く知る、その上で、今必要な分析・改善への糸口を見出し、そのポイントだけ重点チェックする、というような使い方が良いでしょう。
くれぐれも、分析で1日が終わってしまう、という事が無いようあなたのお客さんが読みたいあなたしか書けない「価値ある情報の発信」を最優先に、その価値があるのか無いのかという結果を「数字」で分析できるようこの本を参考に都度確認しながら進んで行ければ、確実に積み増ししながら集客・収益増大が可能です。
- ネットのマーケティング知識を広く浅く知りたい方にオススメ
- ネット初心者には難しく、上級者には物足りない
- ある程度のネット知識がある上でワンステップ上に行きたい中級者におすすめ
【本書のポイント】
○一見取っつきにくいWebの「分析」を、キホンからやさしく解説。
○目標設定、KPI設計から順を追って話しますので、分析の持つ「意味」が分かるようになります。
○それぞれの項目は図解を交えて、簡潔に解説。興味のある項目から読んでください。
○アクセスログ解析のほかにも、ヒューリスティック評価やユーザビリティ調査といった情報設計分析、インタビューやアンケートといったマーケティング・リサーチまで幅広く解説。
○それぞれの分析について、基本解説→準備→分析の進め方→改善の実践という流れで説明。ケーススタディも掲載しているので、自社の場合を想定しながら、ぜひ読み進めてください。
○Webに携わる人であれば知っておきたい内容をまとめた、まさに「教科書」的な一冊です。現場の参照用に、新人教育に、スキルアップに、最適な内容となっています。
posted with ヨメレバ
日本Web協会(JWA) マイナビ 2015-06-24